家づくりの相談で、ほぼ必ず出るのが
「建売と注文住宅、正直どっちがいいんですか?」
という質問です。
現場にいる立場からお伝えすると、
どちらが正解かではなく、合っているかどうかがとても大切です。
実際に住んでから「思っていたのと違った」と感じる方には、いくつか共通点があります。
1.建売住宅でよく聞く“住んでからの声”
建売住宅は、完成した家を見て決められる安心感があります。
価格も分かりやすく、入居までが早い点は大きなメリットです。
ただ、住んでからこんな声を聞くことがあります。
- ・収納が思ったより足りなかった
- ・コンセントの位置が生活に合わない
- ・家具を置いたら動線が狭くなった
図面や完成見学の段階では気づきにくく、
実際の暮らしを当てはめたときに違和感が出るケースです。
「特にこだわりはないと思っていたけど、住んでみたら不便だった」
これは建売でよくある後悔の一つです。
2.注文住宅で現場が感じるメリット
注文住宅は、打ち合わせの回数が多く、正直「大変そう」と感じる方も少なくありません。
ただ、現場で見ていると、暮らしを具体的に想像しながら決めた家ほど、住んでからの不満が少ない傾向があります。
- ・洗濯から収納までの動線が楽
- ・将来を考えた間取りで安心
- ・「ここが使いにくい」が起きにくい
時間をかけて考えた分、生活にフィットしやすいのが注文住宅の強みです。
3.注文住宅でも起きがちな失敗
一方で、注文住宅でも後悔がゼロになるわけではありません。
現場でよく見るのは、
- ・要望を詰め込みすぎて予算オーバー
- ・決断疲れで「お任せ」が増えてしまう
- ・完成後に「もっとシンプルでよかった」と感じる
自由度が高いからこそ、
優先順位を決めないと迷子になることがあります。
4.現場目線で見る「向いている人」
実際の相談や完成後の様子を見ていると、次のような傾向があります。
建売が向いているのは、
- ・入居時期が決まっている
- ・家づくりに時間をかけられない
- ・多少の不便は割り切れる
注文住宅が向いているのは、
- ・暮らし方にこだわりがある
- ・長く住む前提で考えている
- ・打ち合わせも含めて納得したい
5.大事なのは「建物」より「暮らし」
現場で強く感じるのは、後悔するかどうかは、建売か注文かではなく、
自分たちの暮らしをどれだけ想像できたかです。
- ・朝の動き
- ・洗濯の流れ
- ・休日の過ごし方
これを考えずに選ぶと、どちらを選んでも「こんなはずじゃなかった」につながります。
迷ったときは、
「自分たちは家に何を求めているのか」
そこから整理してみてください。
それが、後悔しない家づくりへの一番の近道です。